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公務員薬剤師の年収

保健所や国立病院など、公務員や公務員に準ずる待遇で働く薬剤師も少なくありません。珍しいケースでは麻薬取締官や自衛隊でも薬剤師が活躍しています。公務員といえば安定収入のイメージが強い職業ですが、公務員薬剤師に関してはどうなのでしょうか。

薬剤師の仕事が多様化している一方、収入の格差も広がっています。とくに一般企業で働く薬剤師が増えてきたこと、MRのように成果主義を導入する職種が増えてきたことでその傾向がますます高まっている状況です。そのため逆に安定した雇用環境を求めて公務員を目指す薬剤師も少なくありません。これから薬剤師の過剰問題が深刻化するとの予想もあり、新卒の薬剤師にとって公務員は魅力的な選択肢となっているのです。

公務員薬剤師の年収は公務員の基準に基づいて決められます。公務員は「給与法定主義」と呼ばれる法律に基づいた給与体系となっており、成果によって上下することはありません。この基準に関しては仕事内容や困難さによって定められており、薬剤師の資格を保有している公務員に対する基準も設けられています。「医療職2級1号」と呼ばれる分類です。

まず初年度の年収水準を見てみましょう。初任給では月給20万8000円。これに地域手当が1万7820円がついて合計21万8620円。これにプラスしてボーナスが年に2回、6月と12月に支払われます。支給率は平均して2.5ヶ月ほど。これらを総合すると300万円程度となります。

年齢別に見てみましょう。20代では月給が26万400円ほどで年収にすると400万円程度、30代では月給約33万7000円、40代では約40万5000円、50代では約46万円。ピークの年収で600〜700万円程度。この点に関しては就いているポストや手当てによって違いが出てきます。

調剤薬局勤務の薬剤師の年収のピークが650万円程度といわれますから、それとほぼ同じ程度の水準と見てよいでしょう。その点では安定した雇用環境が期待できる分よい職場といえそうです。ただひとつだけ知っておきたいのは他の公務員との比較。じつは一般の公務員と比較して薬剤師はそれほど多くもらっていないのです。むしろ年齢を重ねるにつれて低くなっていき、50代ともなると月給にして10万円以上、年収なら150万円ほどの差が出ることもあります。せっかく専門的な資格を得たにもかかわらず充分に評価されていない、と見ることもできるわけです。

最後の点が納得できるかどうかが公務員薬剤師の評価を決めるポイントとなりそうです。安定を取るか、やりがい、高収入をとるか。就職の際には自分の適性を踏まえつつ慎重に判断しましょう。

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